いつでも介護サービスを提供できるよう介護スタッフが常駐し、特定施設入居者生活介護と指定されている施設を介護付有料老人ホームといいます。ここでの介護職の仕事内容は、大きく分けると5つです。
1つめは「身体介護」は重要な仕事の一つで、食事や排泄などの介助を入居者に直に触れながら行う介護です。要介護度によって必要な介助は異なるため、自分でできることは安全に行えるよう見守り、サポートが必要な部分は介助を行うといったように、入居者に合わせたサービスが提供されます。
2つめは掃除や洗濯、ゴミ出しなどといった「生活援助」です。食事の配膳やベッドメイキングなどもこれに含まれ、入居者が快適に過ごせるように環境を整える役割を持っています。
3つめは「レクリエーションの企画・実施」です。レクリエーションは入居者同士の交流や、クイズで頭を使ったり体操で身体を動かして身体機能を保つ目的で行われ、入居者が無理なく参加できるような企画をする必要があります。
4つめは、機能訓練を行う「リハビリ」です。身体の機能改善や維持を目的に行われ、施設によっては専用の設備を用意しているところもあります。自分でできるところは補助だけにするなど、機能の衰えが進まないように考えながら介助を行うことも、リハビリの1つです。
5つめは「健康管理」です。一定時間ごとにバイタルチェックを行い、また顔色や肌の状態など細かな変化から体調に変化がないかを観察し、必要な時には連携している医療機関へ連絡して病院への付き添いも行います。